新しい著者チャレンジシリーズ。
さらっとあらすじを見る限り、
タクシーの運転手絡みの本。
過去に、荻原浩作品でも脱サラしてタクシー運転手になる話があり、
その先入観が少々ありました。
が、こちらの主役は運転手ではないし、
「運」を「転がす」ことについての話。
運が良いとか悪いとかに関する話はいいとして、
少々説教臭く感じてしまう部分がありました。
ストーリーとしては、過去と未来をつなぐ
SFちっくな構成、伏線は面白く読めました。
自分もいわゆる中年に差し掛かり、
この手の悲哀ものがリアルになってまいりました。。。