残りの人生は~シラフで~

断酒をした事で生まれたシラフの時間に、思う事を書いていきます

パッとしない子 辻村 深月

お初の作家シリーズ。

辻村 深月

 

 

kindleのunlimitedで見かけた無料作品。

20分程度で読了できた、短編もの。

 

ただし、時間に相反して展開に慄き、

読後感は最悪で終えた。(いい意味で)

 

あらすじとしては、主人公は小学校の教師。

小学生当時は「パッとしなかった子」が国民的アイドルになり、

母校に仕事で凱旋、主人公の教師と会話する、と言うもの。

そこで交わされる当時と今のそれぞれの想い・・・

 

教師と生徒に関わらず、人間関係においては

どうしてもちょっとした一言が凶器になるケースがある。

 

一度口から出た言葉は取り消すことはできない。

 

特に現代では、「配慮」が必要以上に求められている面がある。

 

過剰だなぁと思う一方、当然だなと思うこともある。

ただ、その感じ方も人それぞれなのであって、

だからこそ正解は一つでなく難しいのだなぁ。。。

 

 

なんて事を考えていて頭に流れてきた一曲。

 

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この曲、なんか好きなんですよねー

 

日常の中で口がすべって君を怒らせた僕。

悪いなと思いつつ謝れない僕。

そこから意識は世界の民族紛争に向けられる。

難しいなーと思いながら、

日常ではまた君と僕は笑って暮らしている。

 

ポップな曲調で日常を切り取りつつ、答えのない難しさを歌っている。

 

特に好きなフレーズは2番。

 

「他人の気持ちになって考えろ」と言われてはきたけど

想像を超えて 心は理解しがたいもの

 

そうそう、そうなんですよ、桜井さん。