残りの人生は~シラフで~

断酒をした事で生まれたシラフの時間に、思う事を書いていきます

逆ソクラテス 伊坂幸太郎

過去に、Audibleで聞いたことがあった本作。


ただ、全編聞いたのだったか?覚えていない。

 

そもそも、Audible体験の初期であり、

それ以降はAudibleも利用していない。

 

自分にはAudibleで小説を聞く体験は合わなかったのでした。

勝手に感情込めて朗読されても、と。

 

さて、そんなわけで、本としてきちんと読書。


これは確か伊坂先生の20周年記念だったか?

今年が25周年として盛り上がっているから、

もう5年とは恐ろしい。。

 

lp.shueisha.co.jp

 


「逆ソクラテス

全5篇からなる「逆ソクラテス」の1本目は「逆ソクラテス」です。


これはAudibleで聞いたのを覚えている。

 

「おれはそうは思わない」というセリフがいかにも伊坂節だ。

現在から始まって小学生時代の話になり、見事に現在につながるストーリー。

気持ちいいですね。

 


「スロウではない」
これまた伊坂節。

 

いじめっこをめぐる話が主題にありつつ、

「今」と「未来」とで話が行き来する。

 

「過去」と「現在」でないところ、

その意図を考えてしまう。

そして、話の閉じ方がこれまたよかった。

 


「非オプティマス」

これまた痛快なストーリー。

 

ここまでは生徒目線の話だったところ、

教師側の視点に比重がある物語。

 

当初なめられてしまっている教師が、

実は芯の強い人で授業参観にお説教(いい意味の)を炸裂させる。

それにより、生徒間のいざこざも解消していく未来を感じさせる。

 

 

そもそも伊坂さんの作品が好きなのは、

くすっと笑える会話劇なのが大きいのですが、

それと同じくらい、元気をもらえるストーリーというのがあります。

 

シャレの効いたセリフもいいのですが、

含蓄のあるというか、名言とか格言の類の

セリフは、心に染み入ります。

 

これは再読必至の本となりました。

紙の本で買ってよかった!

また読もう。