残りの人生は~シラフで~

断酒をした事で生まれたシラフの時間に、思う事を書いていきます

稲荷山誠造 明日は晴れか

初めての作家さんシリーズ。

 

 

kindleで見かけた一冊、長編。

 

一代でローン会社を築いて引退に向かう主人公と、

絶縁していた娘の孫が突如現れ、いくつかの事件に

ぶち当たり、2人で乗り越えていく、そんなストーリー。

 

途中、かなりファンタジー感が強くなる部分もありつつ、

体力面で老化は否めないが気力満点の主人公老人と、

その真逆でへなちょこな孫が、お互いに作用し合っていく様が

主題だったかと思われる。

 

終盤に、ホロリとさせられるあたり、

個人的には好きな展開。

 

映像化もしやすいような物語だったかな、という印象。

 

自分にとってお初の作家さんは、文体や語り口が新鮮でいいですね!