残りの人生は~シラフで~

断酒をした事で生まれたシラフの時間に、思う事を書いていきます

読書

ストロベリーライフ 荻原 浩 

久しぶりの紙本、読了。 紙での読書、いつぶりだろうか。 なかなか進捗が悪かったものの、 いかにも荻原作品という読みやすさがあり、 読書の秋の幕開けとなりました。 ので、意識的にこのあとも読書をしたいと思います。 ストロベリーライフ。 ストーリーは…

コンビニ人間 村田 沙耶香

2024年の一冊目、読了。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon 「コンビニ」という空間にはいろいろな音であふれている、 という描写から始まる。なるほど、たしかにね、と。 そして、主人公が一風変わった性格であるとの描写が続く。 …

AX 伊坂幸太郎

久しぶりの読書。 久しぶりの伊坂幸太郎。 殺し屋シリーズの3作目にあたるAX、読了しました。 これまでの2作も読んでますが、今回は連作短編。 自分としては好きなスタイル。 1作目のグラスホッパーは正直記憶がないのですが、 2作目のマリアビートルはなか…

護られなかった者たちへ 中山七里

なんだか読後感はあまり気持ちの いいものではなかった一冊。 時系列としては逆になってしまった、 先日読んでいた前作にあたるもの。 music-horse-2.com 「境界線」より前の時期ではあるものの、 311後であるところは同様。 そして、311による人や街の変化…

アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎

信頼と安定の伊坂さん。 もう約10年も前のもので、なぜか今まで未読だった。 が、読んでみればいつもの伊坂ワールド。 この中の一編が下地になっている 斉藤和義の「ベリーベリーストロング」はお気に入りの一曲だ。 あのザクザクした感じのギターが抜群に心…

稲荷山誠造 明日は晴れか

初めての作家さんシリーズ。 kindleで見かけた一冊、長編。 一代でローン会社を築いて引退に向かう主人公と、 絶縁していた娘の孫が突如現れ、いくつかの事件に ぶち当たり、2人で乗り越えていく、そんなストーリー。 途中、かなりファンタジー感が強くなる…

それでも空は青い 荻原浩

kindleをパトロールしていたら発見! 荻原浩さんの短編もの。 笑って泣ける、荻原先生への信頼は篤いのです。 -------------------------- スピードキング妖精たちの時間あなたによく似た機械僕と彼女と牛男のレシピ君を守る為に、ダブルトラブルギャンブル…

東野作品

東野圭吾さん、書籍の国内発行部数が1億突破 著作100冊目を発表 だそうです。 自分も20作品位は拝読しているので、 微力ながら貢献しております。 いや、違うな。 確かに読んできているが、ほぼブックオフで買った2次流通だ。。。 それはさておき。 読書は社…

パッとしない子 辻村 深月

お初の作家シリーズ。 辻村 深月 kindleのunlimitedで見かけた無料作品。 20分程度で読了できた、短編もの。 ただし、時間に相反して展開に慄き、 読後感は最悪で終えた。(いい意味で) あらすじとしては、主人公は小学校の教師。 小学生当時は「パッとしな…

Python はじめました

時代はPython。 かつて、Progateでも基礎をかじったが、 改めて基礎学習をしてみた。 1日2時間、5日程度で終えられた。 ひとまず基礎構文は理解した! 一応、VBAやJavascriptを知っている身としては、 それらと比較しながら理解していくのが手っ取り早い。 …

境界線 中山七里

お初作家さんシリーズ。 刑事もののミステリー。 あまり前情報なく読んでみた。 個人的な小説の好みとして、「史実」が絡んだものがある。 フィクションのストーリーの中に、 誰もが知る史実が混じってくる。 あの事件・事故の裏でそんな話が・・ まぁそれは…

ドッグファイト 楡 周平

過去に1作だけ読んだことのある楡先生。 自身としては2作目を読了。 タイトルのドッグファイトとは・・ 航空戦において、戦闘機同士が互いに機関銃・機関砲 または短射程空対空ミサイルの射界に相手を捉えるために 機動しながら行う空中戦闘。 -Wikipedia ス…

正義の申し子 染井 為人

久しぶりに読了。 最近のお気に入りの短編集ではなく、一発長編物。 ただ、登場人物の視点毎に書き分けられており、 リズムよく読み進めることができた。 また、出てくる登場人物も少なめで分かりやすかった。 主役級で言うと・・・ A:引きこもり気弱な青年…

世にも奇妙な君物語 朝井リョウ

本年4冊目を読了。 タイトルからも分かる通り、 世にも奇妙な物語へのオマージュとでも言うか。 現実にありそうでなさそうでありそうな世界観。 奔走させられる主人公。 最後にぞくっとさせられる結末。 そんな短編が4話あり、さらにそれらを総括するような…

祈りのカルテ 知念 実希人

今年3冊目。 初めての作家シリーズ。 久しぶりに医療ものを読んだ気がする。 研修医が色々な科での経験を通して成長していく。 さらに、ミステリー要素が加わっていて、 ミスリードからのどんでん返しがたのしめた。 しかし、世の中で「働き方改革」が叫ばれ…

再生 石田衣良

先日の「名探偵のままでいて」に続き、 本年2冊目を読了。 短編集だったので、例によって通勤や寝床で 1話ずつたのしみました。 それぞれの主人公がどん底の状況の中、 かすかな光を見出していく。 月並みですが、そんな物語でした。 ただ、あとがきを読んで…

名探偵のままでいて 小西マサテル

2023年の一冊目は、 去年末から決めていたコレ↓ 2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 何より著者の「小西マサテル」とは、あの小西さん。 ナインティナインのオールナイトニッポンに ずーっと入っておられる放送作家さん。 あの笑い声に…

「運転者 未来を変える過去からの使者」 喜多川泰

新しい著者チャレンジシリーズ。 さらっとあらすじを見る限り、 タクシーの運転手絡みの本。 過去に、荻原浩作品でも脱サラしてタクシー運転手になる話があり、 その先入観が少々ありました。 が、こちらの主役は運転手ではないし、 「運」を「転がす」こと…

Kindle ライブラリ

秋から続く、寝床の読書ブーム。 もう何年か、KindleのUnlimitedを利用しています。 プラスアルファのお金を払って、 果たしてどの程度の恩恵を受けられているのやら・・ 雑誌に関しては、dマガジンがやはり便利で、 こちらももう何年も継続利用しています。…

海が見える家 はらだみずき

個人的短編ブームと言う中、 ひさしぶりに1冊長編を読みました。 短編ブームの弊害でしょうか、 ちょっと前半の「フリ」部分で 長いなーと感じてしまったわけですが。。。 事前情報なしで、タイトルやジャケットの雰囲気でチョイス。 話としては・・・ 主人…

星やどりの声 朝井リョウ

先日、初めて読んだ朝井リョウ作品の「何者」。 なんとも言えないゾワゾワ感を味わいました。 ので、別作品にも手を出してみました。 6人兄弟それぞれの視点の短編6つの構成。 共通項として、 亡き父との物語があり、 それぞれに悩みがあり・・・ 最後に向け…

コンビニ兄弟

読書が好きと言いつつ、 ついつい同じ作家さんを読みがち。 この秋の、寝床の読書習慣では 読んだ事のない作家さんを意識的に 手に取ってみている。 コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店― 門司港が舞台のコンビニ、と言う点が気になり、チョイス。 過去…

ほのかなひかり 森浩美

読書の秋。 寝床の読書ブームが続いています。 最近読んだのは、これ。 タイトル 聖夜のメール 想い出バトン 噛み合わせ リリーフはいない じゃあまたな ワイシャツの裏表 褒め屋 トイレットペーパーの芯 kindleを漁っていて、unlimitedにあったものをチョイ…

麦本三歩の好きなもの 第一集

読書の秋。 寝床のkindle。 マイペースに読むだけに、 短編だったり、あまり頭を使わない読み物が良かったりします。 最近読了したもの。 住野よる先生と言えば、「君の膵臓をたべたい」ですね。 もはや、涙腺がバカになってしまっているので、 泣かせに来る…

読書の秋

今年の夏は暑かった。本当に暑かった。。。 それを思えば、朝晩涼しくなってきて、 昼間の暑さも弱まってきた。 秋ですね。 だからじゃないですが。 最近、寝床で20分程度の読書がブーム。 布団に寝っ転がりながら、Kindleで読書。 良い睡眠には寝る前のスマ…

『何者』 朝井リョウ

オードリーのオールナイトニッポンを聴いていて、 ちょいちょい若林さんから上がる「朝井リョウ」の名前。 先日の『ホワイトラビット』に続き、 kindleのUnlimitedで見掛けたので、読んでみました。 タイトルの「何者」 なるほど。。。 主軸は新卒の就職活動…

ホワイトラビット

自分が重宝しているアプリ、サービスとして、 dマガジンとkindle unlimitedがある。 本屋さんでの立ち読み感覚で、 色々な本が読める点でとてもありがたい。 dマガジン歴の方が長い。 ので、当初kindleはいいか、と思っていた。 ただ、それぞれにラインナッ…

キャプテンサンダーボルト

発売は2014年、文庫版は2017年。 購入していたのはおそらく2年前くらい? ずっと本棚に眠ってしまっていた本を、 ようやく読みました。 読み始めたら、あっという間に読了しちゃいました。 本作、自分のフェイバリットの伊坂幸太郎さんと、 阿部和重さんと言…

海の見える理髪店

先日訪れたブックオフで買っていた 荻原先生の「海の見える理髪店」 表題作含む6本の短編が入っており、 時間を見ては1本ずつ楽しみました。 久しぶりに読んだ荻原作品。 お得意のユーモアに、ちょっと泣ける要素ありと、 「らしさ」を感じられる作品たちで…

ブックオフ

5億年ぶりに、ブックオフへ行った。 かつては、週何日も仕事終わりにブックオフへ寄っていたものです。 もっぱら小説を探していたわけですが、 今では当時ほど小説を読まなくなっており、 そもそも新品で買うようになっており、 kindleと言う選択肢も加わっ…