過去に1作だけ読んだことのある楡先生。
自身としては2作目を読了。
タイトルのドッグファイトとは・・
航空戦において、戦闘機同士が互いに機関銃・機関砲
または短射程空対空ミサイルの射界に相手を捉えるために
機動しながら行う空中戦闘。 -Wikipedia
ストーリーとしては、読み始めてすぐに唸った。
これ、ヤマト運輸とamazonとの攻防の実話がベースにある話。
実話と異なるのは、話中のamazonにあたる企業に
苦汁をなめさせられ続けていた運送会社が形成逆転する、といったところ。
それは、ネット通販へのアンチテーゼであり、
同時に実世界へ疑問を呈している形でもある。
ただこれは難しいところ。
個人的にもamazonにはお世話になっているし、
無くなったら困るレベルで生活に密接してしまっている。
今からこの流れが後退するのも考えづらい。
貧富の差だとか、この手の話が即時に解消することはないわけで、
「難しいですねー」で濁してしまうのも不本意であり。。。
話は変わり、このストーリーはTBS日曜劇場向きだなー、
なんて事を思いながら、読みました。
企業間のつばぜり合い、上司とのバトル、同僚同期との結託、
最後の痛快などんでん返し・・・
映像映え間違いなし!