残りの人生は~シラフで~

断酒をした事で生まれたシラフの時間に、思う事を書いていきます

コンビニ人間 村田 沙耶香

2024年の一冊目、読了。

 

「コンビニ」という空間にはいろいろな音であふれている、

という描写から始まる。なるほど、たしかにね、と。

 

そして、主人公が一風変わった性格であるとの描写が続く。

このあたりは少し笑ってしまった。

ただ、主題は「生きづらさ」についてである。

 

そんな生きづらさを抱える主人公が、

大学生から20年弱をコンビニバイトで過ごす、

そしてそれは生きることそのものである、

そんなコンビニ人間であるというお話。

 

生きづらさってのは、誰しも何らかの形で感じているのでしょうが、

それとどう向き合っていくか。

生きがいある場所を見つけられるか、そこに身を置けるか。

 

通勤の往復時間2時間弱で読めてしまった程テンポもよく、

いい読書初めになりました。