今年はあまり本(小説)を読めなかった気がしていて、
それは反省のような気持ちも混ざっていて、
年内に一冊は読もう!と誓ったのが12月を過ぎた頃。
たまたまkindleを眺めていて目に入った「正体」
先日の室井慎次作品イッキ見の際、
映画版の宣伝を目にしていました。
そんな興味から試しに読み始めてみて、
あれよあれよと読了しました。
およそ4日程度でしょうか。
やればできるんだな。
と言うか、時間は使い方次第なのか。
で、その内容。
少年死刑囚が脱獄し、潜伏先での(少ない)人との
交流の中での暮らしを描いたシーンがメイン。
視点は少年ではなく、その周りの人。
なんとなく、途中はそのダークな雰囲気からして、
白夜行のようなテイストかなと読んでいたものの、
ただの逃走劇ではないし、また違った面白さがあった。
さらに、あとがきまで読むと、
伝えたかったことはそういうことなのか、と。
今年は、かの袴田事件についても大きな進展があり、
これを読んで考えるのに相応しいタイミングであった、
とは後付けなのですが。